フィールドレポート 2017
2017/08/29  U-4 葦際の魔術師

■レポート: S-HAYATA(ルアーレップ代表) 
■フィールド : 千葉県 印旛沼・新川
■ルアー: U-4 Floating トレブルフックTH-4仕様
JP 旬魚釣行管理人 Prof. 
 熊本県人吉市・球磨川の近くに生まれ、幼少の頃より魚(イオ)獲りに親しみつつ、"白鯨・モビーディック"を見てハンティングにも目覚める。大学時代は横田基地のアーチェリークラブに所属し、その後ルアー取り扱いメーカーに勤務。世界のルアーの販売を手掛ける。自分の求めるルアーの為にLure-Repを設立。現在に至る。

 U-4の勧め(オカッパリ)

 葦際の達人~葦際はミステリアスゾーンです。
    バスとの出会いも有りますが、ハニースポットも数多く潜んでいます。

 ハニースポットに嵌らない為に、私のアタリの取り方は 僅かでも “コツン” と感じたら糸を張ったままルアーの動きを止め、反応を確認します。バスであれば既に高確率で針掛かりしているはずです。


 バス以外の、たとえば葦とか障害物の場合には、生物反応を感じられないため、早アワセは禁物です。
ルアーロストになりかねません。

 このようなフィールドでは頑丈なタックルを使うことで、強引にルアーを回収する事も出来ますが、それでは釣りのポイントを潰してしまい、何より楽しみを損ないます。

 バスの動き、バルサボディの浮力、鋭い針先、ラインのブレーキ効果などの相乗効果が成せる技です。

 U-4の場合も同様で、着水後のリーリング中に “コツン” があればハンドルを止めます。
U-4の深度は10~15cmです。

 U-4初期型にはTH-4BR(銀蝋溶接トレブルフック)が搭載されています (現在は別仕様で購入可能です)。


 私やフィールドテスターの釣行では、トレブルフックTH-4BRを装着したU-4では、バスのわずかな “コツン” を感じただけで、60%以上の確率でバスをゲット出来ています。
 逆に、恐怖のハニースポットにはホトンド出会えていません。


 TH-4BRはチヌ針をもとに銀蝋溶接処理で作られています。
外見上はアユの掛針に似ていますが製法上も品質も大きく違います。

■TH-4BRの特徴について
 フックアイをケブラート糸にすることで針の自重を大幅に軽くする事が出来ます。

●サイレント効果
 ケプラート繊維とスプリットリングの接触で異音が発生し難くなりアタリも出やすくなります。
フックアイの軽量化でより大きな針が使用できます。
 大きな針の方が可動域が広いので魚を懸ける空間が拡大します。

●TH-4BRの釣果
 残念ですが、バスでは未だ記録されていませんが、トラウト部門では5月に急流からブラウントラウト73cmを釣上げています。(岐阜県庄川にて)
 50cm台のサクラマスや80cm台のシーバスは普通に登録されています。
 同じ手法で岩魚針で作ったトレブルフックで40cm後半のバスは記録されています。

■課題
 20cm未満のバスはよく釣れます。8月の15時台に一時間で6匹釣った事も有りますが、問題はサイズです。
釣り場のコンディションも有りますが、アピール不足もあると思います。今後は、非肉食獣の毛を利用する事も考えています。

■仕様タックル
ロッド   渓流竿53 UL WL
リール スピニング 1000番
ライン PE03 リーダ-フロロ4Lbs
ルアー  U-4 Floating トレブルフックTH-4仕様

■主な釣り場
 これからエビパターンが始まるので最も楽しいシーズンだと思います。

印旛沼・新川 ふな一ボート店周辺


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