フィールドレポート 2023
2023/09/17

フックの重要性について語る

■ LURE-REP代表 早田周一

Prof. 
 熊本県人吉市・球磨川の近くに生まれ、幼少の頃より魚(イオ)獲りに親しみつつ、"白鯨・モビーディック"を見てハンティングにも目覚める。大学時代は横田基地のアーチェリークラブに所属し、その後ルアー取り扱いメーカーに勤務。世界のルアーの販売を手掛ける。自分の求めるルアーの為にLure-Repを設立。現在に至る。

Calibery Hook SH-33 BR Spec
     ……Size 1号・2号・3号・4号・5号 / チヌ針・中軸・ヒネリナシ / 5pc・¥605(税込)
Calibery Hook SH-33 BR 1号 Calibery Hook SH-33 BR 2号  Calibery Hook SH-33 BR 3号
 Calibery Hook SH-33 BR 4号 Calibery Hook SH-33 BR 5号

Calibery Hook SH-33 BR (5P) 全サイズ ラインナップ! 

 ルアーレップ商品のご愛用有難うございます。

 ご好評を頂いていますCalibery Hook SH-33 BRにつきまして、
欠品が多くてご迷惑をお掛けしていましたが、全サイズ揃いました。

 Calibery Hook SH-33 BRは、トラウト部門だけでなくソルト部門でも性能を発揮します。
北海道・道北のプロショップ様より80cmレインボートラウトが掛かっても大丈夫だとのお言葉を頂いています。

Calibery Hook SH-33 BRの誕生秘話!

 釣り具業界に身を投じて、約43年になります。
その間、海外メーカー、国内メーカーのルアー開発にも関わってきました。
 ただ、ルアー開発の使命は、ほとんどがアクションと強度を重視したもの、つまり、対象魚をルアーにバイトさせるまでが、ルアーの役目だと思われていた時代です。

 そんな日々を過ごす中で、私(LR早田)は、微かな疑問を感じるようになりました。

 対象魚のバイトを感じたら、思い切りロッドをあおり、力任せにフックアップさせる・・・。
当時は、この方法が当たり前でもありましたが、フックの存在が無視されています。

 その後、LURE-LEPを立ち上げた私は、オリジナルルアーの開発と同時に、フックの役目についても見直しをして、対象魚がルアーを口にしただけで自然とフックアップするフックの開発に着手いたしました。
 そして、やっと納得のできるフックにたどり着いたのが、現在の弊社フック群です。

 市場には、安価でお買い得感を謳うフックも存在します。
 しかし、やっと巡り合えた対象魚を確実にフックアップさせ、手元までバレることなく寄せてくるということを思うと、フックのスペックにも注視すべきではないか、と思っています。

 針に固執するようになった大きなキッカケは2例あります。

 ⅰ、海外でトラウトスプーン7gをソルトで使用しました。
    GTのベイビーが掛かり、針が折れて逃がしました。

 ⅱ、アジングの創成期にポイントを舐めるようなトレースを繰り返していました。
    針先が垂直な針は直ぐに摩耗しました。
    結果、チヌ針のネムリに落ち着きました。
     #3で80cm台のシーバスも問題ありませんでした。

 フックは最初から最後まで魚をキープするとても重要なパートを担っています。
 昨今の材料費や輸送費などの高騰は、生産コストにも影響をもたらしています。
いつまで5P入りで¥605の価格を維持できるかは不明ですが、安心して釣りをする為に、ルアーフックのスペックにも拘ってみてはいかがでしょうか。

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